【旅学ゼミ】モロッコとアルジェリア イスラームと暮らし

旅学ゼミ

2025年12月7日、Threadsで知り合ったKarima(カリーマ)さんによる旅学ゼミ、「モロッコとアルジェリア イスラームと暮らし」がオンラインで開催されました。

Karimaさんは、アルジェリア人男性と結婚し、日本で暮らす日本人女性。アルジェリアはイスラームの国なので彼はムスリムです。結婚にあたり、イスラーム教徒にはならなくていいよと言われており、絶対なりません! と宣言していたKarimaさんですが、気づいたらなんとなくムスリマになっていたとか(笑)
「まあそれはそれで」と、おおらかに受けいれ、ゆるっとムスリマライフを送られているようです。

海外経験としては、モロッコは彼と知り合う前にツアーで遊びに行き、アルジェリアは結婚の挨拶で訪ねたそう。「あんまり旅人じゃないんです」というKarimaさんが、新鮮な目で捉えたイスラームの国々とは。

アルジェリアの旅を中心に、興味津々のお話は3時間ほどにも及びました。

Karimaさん、ご参加の皆さん、ありがとうございました!

発表概要

発表者:Karimaさん
タイトル:モロッコとアルジェリア イスラームと暮らし

目次:
・モロッコ、アルジェリアの訪問地
・両国の共通項
 人種/文化(食文化、服など)/言語/ライトイスラーム(ヒジャーブなしOK)
・モロッコの街並み
・アルジェリアの街並み
・アルジェリアの歴史
・おもてなし文化と洗礼
・イスラームに基づく他者への精神

スライド一部抜粋

そのほか、モロッコについては、アルガンの木とヤギと観光のお話などもありました。
ヤギが木に登ってアルガンの実を食べる姿がユニークなので、ヤギをむりやり木にくくりつけて、観光客に写真を撮らせているというのです……。
日本でもひどい状況は多いのですが、動物の福祉については看過したくないところですね。

アルジェリアについては、「アフリカのパリ」と呼ばれる首都アルジェや、「エリートの間ではフランス語を話すことがステータス」という旧植民地の歴史がある一方で、遊牧民ベドウィンの文化があり、Karimaさんの義父も18歳までベドウィンだったとのこと。ベドウィンについて知りたくなりました。

質疑応答では、モロッコやアルジェリアの方言(アンミーヤ)や、中東の言語について質問が上がりました。

また、イスラームにおける女性の権利も話題に出ました。
アルジェリアでは、経済面や世間体から女性が離婚しづらいようです。田舎のほうでは結婚して家に入るのがあたりまえで、女性の自立はなかなか厳しそう。一昔前の日本と同様ですが、それでもアルジェリアのほうがまだいいかも? という印象があるとのことでした。

参加した方々の感想

・『モロッコとアルジェリア、イスラームと暮らし』をテーマとした旅学ゼミでお話を聞きました!+感想をお伝えしたり、質問もさせていただきました。
学んだことを考えてたら、電車を降りそびれるくらい(?笑)学びが多かったです!
フラットでいるよう心掛けているつもりでしたが、SNSで過激にみえる側の投稿は見ないようにしていたので、そもそもそれ自体がどうなのか? とか思い始めて、AIに概要を聞いたりしました。
AIといえば、AIがアドバイスをくれる時代になりましたが、人と話す・やりとりをする、それでしか得られない心の動きみたいなのはあるな〜と思ったり…
いつも以上に、頭の中の声が止まらない今日この頃です。

・アルジェリア人の友人とも話したいことたくさんできました! ありがとうございました。

・今日は貴重なお話をありがとうございました。とても分かりやすく、そして取り上げて下さったトピックも教科書では学ばないけれど、人として身近にイメージできるようなものばかりで、新鮮でした。
写真のセンスもとても素敵で感動しました。
知らない風景、そして知らない香りも音も想像でき、楽しかったです。あくまで想像なので、本物を体験したくなりました!
上手くコメントできないのが残念ですが、このような機会を設けていただき、素晴らしい準備をしてくださり、本当にありがとうございます。とてもとても楽しかったです!

・話にあげていいかわからなかったけど、土葬と最後の審判、赦し、ハラールと他の特別食とかについても聞きたかった。何時間もあっという間に経ってしまう気がしますがw、直接お話できたら違った良さもありそうですね。

私が感じたことは、

◯民族衣装がシンプルでカジュアル
完全体型カバーの民族衣装は、男女年齢問わないユニバーサルデザイン! ゆったり快適そうです。
モロッコでは、外国人が町でジュラバを着ていると、「ナイスジュラバ!」と声をかけてくれたそう。日本でも、外国の方が着物を着ていたら「ナイス着物!」って言えるといいですね。

◯観光客が少ないアルジェリアの落ち着き感
アルジェリアはツアーでしか観光できず、バックパッカーのような個人旅行者を受け入れない政策だそうです。自由を愛する旅人的にはいささか寂しくはありますが、賢明な判断だとも思えます。
そのほうが、アルジェリアの日常や静けさが守られるでしょうから。

◯旅学的に面白かったポイント

・「イスラームの喜捨(ザカート)の対象は、貧しい人だけでなく、旅人も含まれている」
 →貧しい人と旅人は、いわば同類なんですね。

・アルジェリアではアジア人が珍しいので、「急に自分がマイノリティであることを自覚した」
 →旅とはマイノリティになる経験ですよね!

・アルジェリア家庭のおもてなしの手厚さ、「まれびと信仰とイスラームのおもてなし文化が似ている」
 →まれびと信仰の比較! 掘り下げてほしいです。

◯宗教より、そのひと個人を見ること
昨今、日本ではイスラームに対する無理解や偏見が一部で流れているようです。言うまでもなく、宗教や民族で一概に善悪の断定などできません。結局はひとりひとり違うのですし、自分以外はみんな異文化。人間は知らないものが怖いだけなので、こうした機会に知ることが大切だと思いました。

Karimaさんの感想

旅学ゼミの発表を通じて、自分自身の心の変化がありました。

・アルジェリアのことをもっと知りたくなった。
・モロッコにももう一度いきたい。
・アラビア語の勉強を再開しなくちゃ。
・もっとイスラームのこと知りたい。

プレゼンの能力を上げたいのももちろんですが、自分が発表したことにもっと真摯に向き合いたい気持ちが出てきました。
次回滞在するときには、楽しかった、嬉しかったのその先の “学び” というところにフォーカスした旅ができたらと思います。
どんな学びにフォーカスするか、いまから材料集めをしていきます!

一皮むけた気持ちです!
こんな場を提供してくださったことに感謝です。
イスラム教でいうところの、حمدلله ハンドゥリラ(神様に感謝)、ですが、神様だけでなく、聴いてくださった方、提供してくださった主催者の方、皆様に感謝です。

そして、わたしはもう少しムスリマの自覚を持った方がいいwwと思いつつ、不良ムスリマとしてイスラム教のこと、イスラーム文化についての勉強に励みます(矛盾)

あらためまして、貴重なお話をありがとうございました!

Karimaさん @karima_ncnl

参考文献

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