旅に便利な折りたたみ帽子 キャンプや自転車にも

持ち運びに便利な折り畳み帽子 旅に、夏に、キャンプに活躍 旅道具

日差しの中を歩きまわる旅では、帽子は必需品ですよね。
特にバックパッカーだと、荷物を背負いながら日傘を差すのはきびしいので、両手が空く帽子が頼もしい存在です。
旅ではもちろん、普段の生活でも私が愛用しているキャップとハット、2タイプの帽子をご紹介します。
便利でどちらも手放せない帽子です。


歩く旅で帽子に求める性能とは

麦わら帽子とカメラ

帽子をかぶる理由は、日焼けや日射病の予防、頭の保護ですよね。それらの機能に加えて、旅に必要なのは収納性ではないでしょうか。旅先で置き忘れた帽子は、もう二度と戻らない可能性が高いですからね。

次に挙げる条件の帽子は、散歩や公園、サイクリング、海、山、アウトドア全般でも使いやすいですよ。

 
 

旅の帽子の選び方
〈1〉必須条件

つば(ブリム幅)が広い

日よけ目的なら、つばが広いにこしたことはありません。ただし、バカンスによく似合う大きな麦わら帽子などは、素敵ですが、長旅だとじゃまになることもありますね。カメラを構えやすいかどうかも重要でしょう。つばの広さは、日よけと収納性、動作性との兼ね合いが求められます。

手荷物に入るサイズ

旅の帽子は、かさばらず、手持ちのバッグにしまえるサイズが良いですね。さっと取り出しやすいですし、置き忘れによる紛失を防げます。

ストラップ(あごひも)付き

紛失防止には、ストラップ(あごひも)付きがおすすめです。風でうっかり飛んでしまって慌てることもありませんし、ちょっと帽子を脱ぎたいときにも首に引っかけておけます。脱いだ後は、ストラップで荷物にくくりつけることもできます。

私はしょっちゅうモノを失くす人間ですので、ストラップ付きが本当に助かっています。今まで旅先で、紐のない麦わら帽子を置き忘れた経験はありますが、紐付きの帽子は失くしたことがありません。

 

 

旅の帽子の選び方
〈2〉確認事項

下記は、アウトドア用の帽子であればだいたい標準装備だと思いますが、念のため。

洗える

じゃぶじゃぶ洗えること。清潔、大事。お値段も、気兼ねなく洗える価格帯が良さそうです。

通気性が良い

メッシュ素材や通気孔など、蒸れにくい仕様。個人的にはさほど違いを感じませんが、ないよりはあったほうが良いと思われます。

UVカット/撥水加工

UVカット素材や撥水加工であれば、なお心強いですね。

 
 

つばが折りたためるカバー付きキャップ

上の条件から選び、現在私が愛用しているのは、こちらの360度UVカット帽子です。普段から散歩や買い物の際にも使っています。

 

 

サイトのイメージ写真を見ると、どうやら釣り人向けの雰囲気。「おしゃれ」としてのアピールはあんまり感じられないのですが(笑)、男女年齢問わないシンプルなデザインです。

※2024年4月追記:久しぶりにリンクを見てみると、釣り人のおじさんではなく、女性モデルの写真に変わっていました!笑 いつの間にか女性市場を意識したイラストも掲載されたようです。

 

おすすめポイント 

長めのつばでしっかり日よけ

つばが長い折りたたみキャップ
つばとリーゼントは長いほど良い
折りたたみキャップ(カーキベージュ)
こちらの色はカーキベージュ

通常のキャップより、つばが長めです。約9.5cmあります。
キャップくらいじゃ日よけにならないよ、と思っていましたが、これなら日差しをさえぎれます。

キャップでもストラップ付き

ストラップを後ろ側にした折りたたみキャップ
ストラップを後ろ側へ

キャップには珍しく、ストラップ付きです。

後で紹介するようなハットであれば、ストラップ付きはよくありますが、柔らかい生地だと風が吹いた時にめくれ上がって日よけの意味がなくなってしまいますよね。

キャップですとつばが固いので、風が吹いても変形せずガードしてくれます。自転車に乗る方には特におすすめです。

このストラップは取り外し可能。不要な時は後ろにまわしておくこともできます。私は絶壁頭なので、ストラップを後ろでキュッと結ぶことで、頭の形に合うよう調整しています。

首まわりをガードするカバー付き

折りたたみキャップのネックカバー装着時
ネックカバー装着時
折りたたみキャップのネックカバー装着時、横向き
前で合わせて留められます

一時期滞在していたオーストラリアでは、紫外線が強いので、町中で子どもも大人もネックカバー付きの帽子をかぶっているのをよく目にしました。焼けやすい首元を守る良いアイデアですよね。中東ムスリム女性がかぶるニカブのようですが、そうした衣装も日差しの強い土地で理にかなっていることが伺えます。

 

折りたたみキャップのフェイスカバー装着時
フェイスカバー装着時

こちらの製品は前側のフェイスカバーもあります。まさにニカブのように、目だけが出る仕様です。自転車に乗るときはたまに使うこともあります。日本でもみんなでかぶれば怖くない。

口元はメッシュになっていますので、マスク代わりにはなりませんが、息はできます。

つばが三つ折りできてコンパクト収納

こうしたカバー付きのキャップは他にもありますが、こちらの品が差別化される、一番のポイント。
つばの部分が三つ折りできるので、バッグの中やポケットにも小さく収納できるのです!
旅先で持ち歩くのに、これは便利です!
しかも薄くて軽いです。
折りたためるキャップ、おすすめです。

ポケットに入った折りたたみキャップ
折りたたんでポケットに入れられます!

 
 

↓こちらも同様の三つ折りキャップのようです。別のお店で、色のラインナップが渋めです。


レディース メンズ 折りたたみ

 

三つ折りカバー付きキャップのご注意ポイント

・特にありませんが、しいて言えば、ボタンをプチプチしてカバーを着脱するのは少し面倒でしょうか。マジックテープなどで、帽子をかぶったまま付け外しができたら楽なのでしょうね。

※2024年4月追記:やはりボタンのプチプチが着脱しづらいかも……。マジックテープ仕様を熱望いたします。

・ついでに、使っていないときはカバーを収納できるように、ケースや、帽子本体にポケットがあるとなお良いかもしれません。デザインとしてはキャップのすっきり感と相反してしまいますが。

・カバーを前も後ろも全装着すると、ご承知のとおり状況によってはかなり怪しい感じになります(笑)。適宜お使い分けください。

 

 

アウトドアでおなじみ探検ハット

モンベル「メッシュ パラソルハット」

もう10年以上愛用しているのはこのようなストラップ付きハット。個人的には探検ハットと呼んでおります。最初にデビューしたのは、沖縄・西表島の炎天下で働いていたころで、ノーブランドのものでした。上の写真は3代目となる私物で、モンベルの「メッシュ パラソルハット」です。つばが広くて柔らかく、一般的な探検ハットより、ややエレガントな感じでもかぶれます。

だいぶ前に購入したため、同モデルのメッシュはもう販売していないようですが(mont-bell公式サイト)、メッシュなしの「パラソルハット(2,829円)」は店舗にありました(御徒町店、2021年7月29日現在)。なお、モンベルではストラップやスクリーン(カバー)は別売りです。

 

おすすめポイント

広いつばでぐるっと日よけ

モンベルのパラソルハット
広めのつばに安心感があります
モンベルのパラソルハットの前側をめくった状態
前をめくってみた感じ

こちらのモンベル パラソルハットは、全方向しっかりつばがありますから、カバーをつけなくてもサッとかぶるだけで日よけになります。さらに別売りのスクリーン(カバー)も装着可能です。視界を広げたいときは、前を少しめくることもできます。

探検ハットにはつばが短めのタイプもあり、どれが似合うかにもよりますが、日よけと収納を両立するには「生地が固すぎず・長め」のつばがおすすめです。

下記は私物の2代目ですが、つばが短かかったため、モンベルを買い直した次第です。

ノーブランドでつばが短いサファリハット左向き
2代目の探検ハット(ノーブランド)
ノーブランドでつばが短いサファリハット後ろ向き
つばがやや短め
石垣島のどこかで買った思い出の品

たたんでコンパクト収納

モンベル パラソルハットは生地が柔らかいので、小さく折りたためます! 他の製品でも購入の際はぜひ「折りたたみ可能」かどうか確認してみてください。

ポケットに入ったモンベルのパラソルハット
パラソルハットを折りたたんだサイズは、上記のキャップと同じくらい

ストラップ付きでデザイン豊富

探検ハットタイプは、ストラップ付きはもちろん、つばの長さもさまざまな製品が出ています。紹介したモンベル製以外でも、似合う一品を見つけやすいかと思います。

ネットで「アドベンチャーハット」「サファリハット」「フィッシングハット」などのキーワードで検索すると、さまざまなメーカーの品が出てきます。

たとえばこういう感じです。


レディース メンズ キッズ 折りたたみ


メンズ レディース 折りたたみ

 

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探検ハットのご注意ポイント

・こちらも特にないのですが、しいて言えば、ファッションや状況次第ではアウドドア感が強すぎ……でしょうか?

・強風が吹くとめくれ上がってしまうのはやむを得ません。

 

旅のお供の帽子を探すならまず、アウトドアショップを覗いてみてください。デパートやファッションモールより上で紹介したような機能の帽子が豊富ですよ。
キャップとハット、どちらが良いかはお好みですね。私は、普段は服に合わせやすいキャップのカバーなし、夏場の自転車ではキャップのカバー付き、旅先では手軽な日よけとしてハットを使うことが多いです。
町歩きであんまりアウトドア感を出したくない場合は、クリップで装着できるストラップだけでも売っていますので、お手持ちの帽子に追加するのも一案ですね。

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日焼け上等!帽子をかぶらない、という選択について

バックパッカータイプの方には、日焼けなど何のその、ありのままの自然志向で生きるのだ、という意見もあるかと思います。
ただ、日焼けを気にしない場合でも、直射日光の強いところでは日射病予防のために帽子はかぶったほうがよいでしょう。

南国や夏場だけでなく、標高の高い土地では紫外線が強く、鼻や額が真っ赤に焼けて痛い思いをすることもあります。
旅は偶然の連続、たまたま山歩きをするような展開もあるかもしれません。

いつどこへ行くときでも、旅の荷物に一つしのばせておくと重宝です。

 

 

 

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