白とグリーンとヴィンテージ家具 古都マラッカのOmni Hostel〈1〉

白とグリーンとヴィンテージ家具 古都マラッカのOmni Hostel〈1〉 インテリア紀行

 

マレーシアの古都マラッカに2018年開業したOmni Hostel(オムニホステル)は、古い家屋をリノベーションしたゲストハウス。運河をのぞむ絶好のロケーションに佇む、黄色い外観が目印です。爽やかな白を基調とした館内は清潔感にあふれ、お宿はたちまち評判に。あまりの居心地の良さに私も延長、また延長と長居を重ね、3週間ほど滞在しました。

 

(※2021年5月現在、コロナ禍のためOmni Hostelの営業状況は不明です。)

 

マラッカのOmniHostelの外観
運河沿いで目立つ黄色い建物
2020, (C)seitendo

 

インテリアのスタイリングはオーナーのLaiさんが手がけ、ほとんどはIKEAや、KAISON(マレーシアのニトリ的なインテリア雑貨店)で揃えたそう。「プロのデザイナーに頼むようなお金がないから、自分でやりましたよ」と笑うLaiさんですが、特別なブランドを用いるわけでもなく、量販店の品や古家具、DIYを上手にあしらってこれほど洗練された仕上がりになるとは、脱帽のセンスです。

 

マクラメとヴィンテージの一人がけソファ
インテリア好きなオーナーのセンスが光る
2020, (C)seitendo

 

真っ白な床に映える濃い色の木製ソファは、近所で見つけた古家具だとか。このレトロなろくろ脚がたまりません。日本ではありそうでなかなか手に入らないデザイン。思わず「買って持って帰りたい!」と叫ぶと、「家具自体は高いものじゃないけど、送料が大変ですよ(笑)」とLaiさん。まあそうですよね……。

 

ヴィンテージの3人がけソファ
レトロ・ヴィンテージな古家具のソファセット
2020, (C)seitendo

 

また、至るところに配された植物がみずみずしいアクセントに。自然素材のバスケットの鉢カバーやコットンのマクラメが、ヴィンテージ家具とモダンな白い空間を軽快につなぎます。

 

壁付け扇風機と観葉植物のコーナー
部屋のコーナーには必ずグリーン
壁付けの扇風機が快適!
2020, (C)seitendo
シダと丸い葉の観葉植物
オーナーが植物のお手入れをしています
2020, (C)seitendo
窓際で日を浴びる植物たち
植物を置いた棚は靴箱
2020, (C)seitendo
一人がけソファと植物とサイドテーブル
サイドテーブルの上には草編みのマットを
2020, (C)seitendo

 

マクラメはKAISONで購入したそうです。下の写真で壁に取りつけた木のブラケットは、IKEAのSANDSHULT(サンドスフルト)ですね。棚受けにするだけでなく、こんな使い方があるとは! 真似したくなります。

 

マクラメの飾り方
バランス良く飾られたマクラメ
2020, (C)seitendo
ブラケットとハンギングプランツ
木製ブラケットにポールを取り付けて植物を吊る
2020, (C)seitendo

 

バックカウンターはIKEAでしょうか。フロントは板を貼っただけ、シンプルでありながらこの統一感。後ろのレンガ造りの壁が雰囲気を上げますね。

 

レンガの壁とバックカウンター
バックカウンター
風合いあるレンガとのすっきりしたコントラスト
2020, (C)seitendo
OmniHostelのフロントカウンター
機能的なフロントカウンター
壁面に貼った板がワンポイントに
2020, (C)seitendo

 

次回は、キッチンとラウンジのある二階を見てみましょう。二階がまた素敵なのです!

二階の様子はこちら

 

 

 

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