マレーシアの古都マラッカで人気のOmni Hostel(オムニホステル)の白インテリア、気になる客室の様子もご紹介しましょう。私がまず泊まったのは8人用の男女混合ドミトリーでした。1泊800円くらいだったと思います。次に4人用の女性専用ドミトリーに移りまして、こちらは1泊1000円くらいでした。なにせまだ新しいので(2020年時点)、白さまぶしく綺麗なお部屋でした。シーツも清潔で、連泊すると適宜洗いたてと取り替えてもらえます。どちらも共用のシャワー、トイレが付いています。
(※2021年5月現在、コロナ禍のためOmni Hostelの営業状況は不明です。)
各ベッドには、カーテン、バスタオル、枕カバー、シーツ、ハンガー、読書灯、電源、小物置き場が用意されています。ロッカーも一つ使えますので、南京錠を持参して鍵をかけましょう。お部屋にはエアコン、扇風機に加え、共用のドライヤーに、ティッシュペーパーもありました。
バックパッカーの皆さんがまず確認するところのシャワーの「お湯」と「水圧」については、どちらも快適です(笑)。ただ、お湯は停電でときどき使えなくなるかも。また、私が訪ねたのは2月頃ですが、日照りによる水不足で地域一帯に一時的な断水がありました。こればかりはお宿のせいではないので、仕方ないですね。
インテリアとしては、清潔感と機能性が追求されている印象です。ちょっと注目していただきたのは、配線のコード。ドレッサーや各ベッドすべてに電源が付いていますが、コードはすべて白いカバーで覆われています。これが白い壁と馴染んでいるので、遠目にはすっきりした白一色でコードが目立ちません。カバーは木製で、白く塗られていました。こうしたコードカバーはIKEAのショールームでも見たことがありますが、ぜひ真似したい技です。
全体的にとても行き届いたしつらえになっていると思います。あえて希望を言うならば、ベッドの仕切りカーテンが遮光カーテンになったら、さらに満足度アップです!
一応、窓についても触れておきましょう。マレーシアの建築法はどうなっているのか分かりませんが、窓がない客室は、意外と多いようです。こちらの各ドミトリーにも窓がありませんでした。そのぶん、真っ白な床と壁で明るさが確保されています。二階には個室が何部屋か並んでおり、窓があるダブルベッドの部屋もありました。少し見せていただきましたが、明るくて空気も良さそうでしたよ。
さて、一階の玄関先は運河を眺めるテラスになっています。ここがまた憩えるんですよ。暖かい南国ですから、涼しげなテラスのラタンチェアは特等席。
そしてその特等席をいつも陣取っていらっしゃるのは……猫さま!!
こちらの猫さま、毎日我が物顔でこのチェアにおいでです。完全に猫さまの寝床です。爆睡です。オーナーのLaiさんいわく、「別に飼った覚えはないけど、なぜか当然のごとく居着いてるんだよね(笑)」とのこと。だからといって追い払うわけでもないのです。マレーシアの方々は猫に大変優しいです。愛想の良い猫さまで、テラスでのびのび暮らし、ゲストの皆さんの癒やしとなっています。
以上、マレーシアのマラッカから、Omni Hostelのご紹介でした。
2021年5月現在は、コロナ禍のためにマレーシアへの入国は制限されていますが、早く安全に渡航できるようになるとよいですね。どうかこちらのHostelの皆さまも、それまで持ちこたえてくださいますように……。心から無事をお祈りしています。
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白とグリーンとヴィンテージ家具 古都マラッカのOmni Hostel〈1〉
白とグリーンとヴィンテージ家具 古都マラッカのOmni Hostel〈2〉
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