知っておきたい「頭ぽんぽん」のタブーとマナー

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今は2024年7月で都知事選挙が終わった直後、巷では某候補者の「頭ぽんぽん」発言が話題です。

なんでも41歳男性政治家が「女・子ども相手には頭ぽんぽんする感じで優しく言ってやればよかったのか」という旨の発言をしたそうで……。

それで思い出したのですが、「世界ウルルン滞在記」というテレビ番組がありまして。
その中の一場面で、トルコかどこかの農家さんにホームステイした男性タレントが、ホストファミリーの若い娘さんに頭ぽんぽんしようとして、「汚い手で触らないでちょうだい!!」とピシャリと突っぱねられていました。

男性タレントの方は悪気があったわけではなく、何かの流れで娘さんに慰めを伝えようとして、現地の言葉がわからないため、行動で表した感じでした。
突然の強い拒絶に戸惑ったかもしれません。

実は、イスラム地域やアジア、インドなどでは、「頭は神聖な部分なので触ってはいけない」とされています。

タレントさんはそれを知らなかったのでしょう。番組でもそうした文化についての注釈がなかったのは残念でしたが、これは旅先でよくある話。

日本では幼い子どもを可愛がるとき頭を撫でる習慣があるので、外国でも子どもにやってしまいがちですが、文化的にタブーだったりするので注意が必要です。

もちろん、そもそも男性(他人)が女性を不用意に触るのは国を問わずいけませんけれどね。

ちなみに「世界ウルルン滞在記」は、タレントが外国で一週間くらいホームステイなどをするバラエティ番組で、人気のようですが、個人的にはほとんど見たことがありません。
テレビらしい「感動の演出」「涙のお別れ」というシナリオがいかんせん苦手な体質なもので(笑)。

ただ、旅をすれば人は、演出台本なしで、リアル・ウルルン滞在記になるだろうと思います。

 
 

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